風の強い町
4月上旬に函館へ行きました。観光シーズン前のまだ寒い時期ということもあったでしょうが、町に活気はありませんでした。
15年程前にはすでに衰退し始めていて、函館特有の沈んだ雰囲気も手伝い(観光客は気がつかないかもしれません)、地元民はよく「さびれた町」という表現を使っていました。
函館には町として2つの拠点があります。JR函館駅前と五稜郭公園近く。百貨店もそれぞれに1店ずつあるのですが、駅前のお店は閉鎖予定です。新幹線の恩恵があるようには思えません。空きビルや、シャッターがおりている店ばかりでした。
それでも、旭川在住者によると「函館はまだ良い。旭川はもっとさびしいよ」とのこと。
私が生まれたころの函館や、かつての旭川は「街」だったような気がします。今では「町」なのかな……と感じます。
函館は風の強い町です。海からやってくる風は強くつめたく、さびれ具合を余計に感じさせました。
【S】
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