公園通り雑記帳

「春」だからといって

   

春を別れと出会いの季節というのは嫌いです。ご都合主義な風潮だと感じてしまいます。
皮肉っぽい見方をするのには、自分が転校生として過ごし、春じゃなくたって別れも出会いもある、と小さい頃から思ってきたことも関係するかもしれません。

別れは突然訪れることもあります。悪い予感が現実となることもあります。

「あの震災から5年」経ちました。
時間の区切りでみつめるべき事柄もありますが、大切なものを失う悲しさは時間で区切ることはできません。昼も夜も、季節も年数も、時間なんてものは作用せず、悲しみに出会ったら別れることはできません。

それを背負ったり抱えていることが辛いときは、おんぶやだっこをしているんだと言いかえて、あやしながら生きていくほかありません。

【S】

 

 

 

 

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