公園通り雑記帳

ダニエル・ブレイク

   

先日、久しぶりに映画を見ました。「私は、ダニエル・ブレイク」。心臓病で医師から仕事をすることを止められたダニエル・ブレイクさん、国の援助を受けようと手続きしても形式的でとんちんかんな審査で「働ける」との判断をされ、職安に行ったら申し込みはネットで行うように言われ、苦心さんたんして申し込みをしても求職活動の実績がなければ雇用保険は給付されないと言われ・・、かつて社会保障制度が整っていると言われていたイギリスの現実を描いた映画ということです。いかに給付をしないで済ませられるか、そのために面倒な手続きが定められているという感じです。まだ日本の方がましかと思ったりしましたが、そうではないですね。生活保護を受けられずに亡くなる人がいる国ですから。

監督の「映画にできることは、社会に良い変化をもたらすことができる人々を応援することくらいではないでしょうか。」とのインタビュー記事を読みました。

しずかに、じんわりと訴えてくる映画でした。(O)

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