エンブレム問題の不思議
東京五輪のエンブレムが決まりました。私は依然として盗用疑惑があった件が気になっています。盗用だったのかそうではないのか、結局よくわからないまま消え去ったように思います。
自分でイラストレーターというデザイン系のPCソフトを使いながら、エンブレムやロゴといった簡素なデザインを作成するとき、既存のものと似たようなデザインが出てくることはあり得ることだと感じます。手書きのときは感じないのにPCでデジタルの力を借りて整えていくと、どこかで見たようなデザインになってしまったりもします。
デザインを作っていく過程で、沢山の変更があったはずです。作品が完成するまでの過程がどのようなものだったのか、作者は説明できるはずなので、説明がなかったのか、説明の機会がなかったのか、実際のところはわかりませんが、どうにも腑に落ちない話です。
渦中のデザイナーを追い詰めるということではなく、もっとこの問題を深く追っていけば、デザインや創作することの面白さが見えてくるようにも思うのですが。
【S】