北海道150年目
2018年に入って早くも半月が過ぎました。
今年は北海道と名付けられてから150年目だそうです。さまざまな150年記念事業が企画されているようです。
ところで「北海道」の名前のきっかけを作ったのは松浦武四郎。伊勢(現在の松坂市)の郷士の家の出で、幕末期に何度も蝦夷(北海道)を探検し、明治政府から「蝦夷地開拓御用掛」に任用され、開拓史が出来た後は「開拓判官」に任じられました。武四郎がいくつか提案した名前の一つ「北加伊道」の「加伊」が「海」となって、明治2年に「北海道」と命名されたということです。
この「加伊(カイ)」とはアイヌの言葉で「この地で生まれてもの」という意味で、天塩川流域を調査した際に出会ったアイヌの長老から教えられたとのこと。
武四郎はアイヌを苦しめる開拓政策に反発して翌年には開拓判官を辞職しますが、北海道の名付け親として注目され、ミュージカルにもなるようです。
実は私は天塩川の流れる美深町の出身で、確かに町に武四郎の記念碑があった記憶です。ちょっと身近な感じがしています。
(O)