3月ですが
3月に入り、卒業など旅立ちのシーズンですが、今年もまだ新型コロナウイルスの影響で、保護者も含めて皆で喜びを分かち合う本来の姿には戻っていないようです。人との接触を禁忌のものとして、変異を重ねるこのウイルスは本当に憎むべきものです。
今年の3月は、あの3.11から10年でもあります。まだまだ復興には程遠い状況で、特に原発事故の被害は汚染地域から丸ごと人を追い出した状態のままです。
地震や津波は人の力を超えたものですが、それから派生した被害は人が作り出したものとも言えます。それは、ウイルス感染の被害についても同じなのかも知れません。
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辻村深月作品
最近、辻村深月の著書にどっぷりはまっています。
辻村深月の著書の魅力の一つは、自分の生き方について考えさせられる点にあります。このような魅力に気づけたのは、自分の考えの幅が広がったからなのだと思います。昔の私が読んだらどのような感想を持ったのだろう、と考えることも面白い点です。きっと今とは、違った感想を持つのだろうと思います。
辻村深月の著書は、内容が面白いだけでなく、読者には嬉しいいろいろな仕掛けが散りばめられています。活字を苦手とする私でもあっという間に読み終えることができますので、皆様にも一読をお勧めします。
私が次に読みたいと考えている辻村深月の著書は、なんと231人の予約待ちです。
幸か不幸か、おうち時間の日々はまだまだ続きそうです。現状が収束することを願いながら、気長に待つことといたします。
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