公園通り雑記帳

2020年の終わりに

   

まもなく2020年が終わります。今年を振り返ると、やはり新型コロナウイルス流行がほぼ全ての人にとって重大な事件だったと思います。感染者はもとより、医療・介護関係者、飲食、旅行・観光業界をはじめ、多くの人に深刻な被害が生じました。直接の被害を受けていない人も行動の変容を余儀なくされ、不自由を強いられています。残念ながら、日本政府の対策は適切なものとは言い難いものであり、感染の終息は見通せないまま年を越すことになりました。ここはワクチンや治療薬が行き届くまで、私たち一人ひとりが適切に感染予防に留意して少しでも拡大を防いでいかねばならないでしょう。

私自身もやはりコロナ禍で公私ともそれなりの影響は受けましたので、その点では大変な年でした。もっとも、悪いことばかりではなく、ある依頼者の人生を賭けた5年近い裁判についに勝利して肩の荷を下ろすことができたなど、良いこともありました。

来年が皆様にとって全体としては良き年となるよう願います。

【T】

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とっさの判断

   

先日、スーパーで二階へ行こうとエスカレーターの方へ進むと、乗り口でおじいさんが転んで倒れていました。慌てて抱き起そうとしましたが、足場が動いて不安定で私一人の力ではすぐに起き上がらせることができず、先にエスカレーターを停めようと思いました。ですが、非常停止ボタンがすぐに分からず(たぶん私が慌てていたので見つけることができなかっただけだと思いますが)、近くにいた店員さんに助けを求めました。

そうこうしているうちに、おじいさんはひっくりかえったまま上昇していってしまい、支えに行った方がいいと思った矢先、一人の男の人がエスカレーターを駆け上がって行きました。降り口付近でおじいさんを立ち上がらせ、怪我もなく事なきを得たので良かったのですが、今回の件を省みて自分の無力さを痛感しました。どうすることが適切な対処法なのか、即座に判断するのは本当に難しいです。

【K】

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