公園通り雑記帳

荒天続き

   

今年1月からから始めた「公園通り雑記帳」、はや1年が経ちました。事務所メンバーで交代に書いていますが、順番がすぐに来てしまう感じです。
世界的な異常気象の影響なのか、このところの北海道は荒天続きです。先日の降雪で札幌は積雪90㎝を超え、50年ぶりの記録ということです。
11月の雑記帳で千歳空港の積雪で飛行機が遅れた話を書きましたが、その後、飛行機が欠航になったため、列車で本州に行くという経験もしました。

弁護団の会議で金沢に行く予定で半日千歳空港で待っていましたが、結局直行便が欠航になり、最終の特急で函館に行き、翌朝6時半発の北海道新幹線に乗って大宮で北陸新幹線に乗り換え、午後1時前に金沢に着きました。会議には1時間遅れで参加できましたが、さすが疲れました。
昔々、半日かけて函館に行き、青函連絡船で津軽海峡を渡り、さらに青森から夜行列車で一晩かけて東京に行ったりしたなあなどと思い出しましたが、それからすれば、隔世の感ではありました。

(O)

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伝わる人に伝わるだけでいいの?

   

年末年始に読む本を考えるのが楽しい時期になりました。

先日、本州のちいさな出版社がイベントを行っていたので足を運んでみました。社員の方とお話ししたところ、「今は物を書くだけで食べていこうとする人はいませんよ」とのこと。そこでは、詩やエッセイを書く人、装丁を担当する人などが集まり、肩ひじ張らずにゆっくりと本を作っているようです。それほどお金をかけなくても、本を作って売る環境は整ってきましたが、それだけで生計を立てられるかというとそうはいかないようです。

本に限らず、何かを作っている人と話すと、「伝わる人に伝わればいい」と聞くことがあります。必ずしも後ろ向きな言葉ではないのですが、本人たちにとって耳障りの良い言葉でごまかしているように感じます。「もっと読んでほしい、手にとってほしい。でも今の時代はこうだから仕方ないよ」と諦めているようなさみしさがあります。

ネット上では嘘の情報や引用だらけの記事が流布し、丁寧に作っている人たちはこじんまりと活動する、今はこうした時代ですが、そのうちこの流れも変わるでしょう。どういう流れだろう……。

そんなことを考えていたら、いまだ年末年始に読む本が決まりません。

【S】

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