公園通り雑記帳

伝わる人に伝わるだけでいいの?

   

年末年始に読む本を考えるのが楽しい時期になりました。

先日、本州のちいさな出版社がイベントを行っていたので足を運んでみました。社員の方とお話ししたところ、「今は物を書くだけで食べていこうとする人はいませんよ」とのこと。そこでは、詩やエッセイを書く人、装丁を担当する人などが集まり、肩ひじ張らずにゆっくりと本を作っているようです。それほどお金をかけなくても、本を作って売る環境は整ってきましたが、それだけで生計を立てられるかというとそうはいかないようです。

本に限らず、何かを作っている人と話すと、「伝わる人に伝わればいい」と聞くことがあります。必ずしも後ろ向きな言葉ではないのですが、本人たちにとって耳障りの良い言葉でごまかしているように感じます。「もっと読んでほしい、手にとってほしい。でも今の時代はこうだから仕方ないよ」と諦めているようなさみしさがあります。

ネット上では嘘の情報や引用だらけの記事が流布し、丁寧に作っている人たちはこじんまりと活動する、今はこうした時代ですが、そのうちこの流れも変わるでしょう。どういう流れだろう……。

そんなことを考えていたら、いまだ年末年始に読む本が決まりません。

【S】

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北海道の鉄道

   

今日で留萌・増毛間のJRが廃止されます。廃線が決まってからは惜しむ人々でにぎわっていたようですが、それまで乗客がかなり少なかったようなので、廃止はやむをえないのかなと思います。

しかし、JR北海道が単独では維持できないとしている線区は他にもあり、中には、根室、網走、稚内への路線など、北海道の骨格的路線も含まれています。

そもそも国鉄の分割民営化に当たって、JR北海道が単独で経営を維持するのは不可能であることは分かり切っていました。人口密度が薄く、しかも維持経費のかさむ厳しい気象条件の地域です。そのため、経営安定基金というのを渡されて、その運用益で赤字を埋めなさいということになったのですが、バブル期だった分割民営化当時とは異なり、いまや十分な運用益を出すのは極めて困難です。

鉄道以外の交通基盤(道路、空港など)は、国費で整備されています。北海道では鉄道を経営ベースで維持するのは不可能です。国策としての分割民営化で北海道を切り離した以上、JR北海道や関係自治体だけでなんとかしろというのではなく、基幹路線の維持に国として責任を持つべきだと思います。

【T】

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